院長 山下 弘幸

平成29年 新病院に関して

 4月1日より、やましたクリニック(有床診療所)からやました甲状腺病院となりました。先月までは週2日で手術を行っておりましたが、今月より週3日として急患を含む手術患者さんの増加にも対応できる体制にいたしました。新たに進藤久和医師が加わり9名の専門医(外科6名と内科医1名と麻酔科2名)で甲状腺・副甲状腺疾患に特化した診療を行いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます

平成29年4月

平成29年 新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。平成241月に有床診療所“医療法人福甲会やましたクリニック”として再出発し、5年が経過しました。たくさんの方々の御協力をいただき無事に新年を迎えることができました。年頭に当たり改めて御礼申しあげます。
 さて、本年4月より“医療法人福甲会 やました甲状腺病院”として再々スタートを予定しております。19床の病床で手術を中心とした甲状腺・副甲状腺疾患の入院治療を行ってきましたが、手術患者さんの増加によりしだいに対応が困難になってきましたので増床いたします。合計35床となり、そのうちの2床は放射性ヨード治療病床です。現在バセドウ病の放射性ヨード治療と甲状腺癌患者さんの外来での放射性ヨードアブレーション治療(30mciまで許可)を行ない、放射性ヨードの大量療法は九州大学病院に依頼しておりますが、4月より自院での治療が可能となります。わが国では放射性ヨード内用療法ができる施設が非常に少なく、適切な時期に治療ができないことが重大な問題となっております。福岡県では九州大学病院と合わせて4床となりますので、その問題は少し緩和できるのではないかと考えております。また、現在週2日で手術を行っておりますが、3日として急患を含む手術患者さんの増加にも対応できる体制にする予定です。4月より外科医が1名加わり6名(すべて甲状腺外科専門医)となりますので、さらに専門特化した地域貢献ができると考えております。その他、現在は1Fで超音波検査などの生理検査を行っておりますが、4月より新棟の2Fでの検査を予定しております。患者さんの移動距離はやや長くなりますが、検査室も増えるため検査が終了するまでの時間の短縮や待合室での混雑が解消されると願っております。
 以上、簡単に新年の挨拶と新病院についてお知らせいたします。甲状腺・副甲状腺治療で地域のためにお役に立ちたいと考えておりますので、本年も宜しくお願い申し上げます。

平成29年1月

平成28年 新年のご挨拶

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 “甲状腺・副甲状腺を病む患者さんに適切な治療を継続して行う”理念のもとに診療を行い、昨年1年間で約2,700名の初診患者さんと延べ2万名の再診患者さんの外来診療と900名の入院患者さんの手術を受け持たせていただきました。すべての入院患者さんが無事に退院できたことのご報告を含めて、年頭に当たり改めて御礼申しあげます。
 昨年は麻酔専門医・指導医の山岡厚医師と甲状腺外科専門医の高橋広医師が仲間に加わりました。これで5名の甲状腺外科専門医と3名の甲状腺専門医(外科2名が甲状腺専門医も取得)で診療ができることになりました。甲状腺外科専門医は全国的に少なく、福岡でも1施設に2名以上のところはありません。地域で求められている当クリニックの役割の重大さを認識し、さらに良質な医療の提供を行わなければならないと考えています。良質な医療には、医師だけでなく他の職種との協調が必要です。甲状腺・副甲状腺疾患の診療には検査部門(臨床検査や放射線検査)が特に重要ですが、昨年は新卒の臨床検査技師が2名入職し、総数9名で専門性の高い検査部門を担っています。
 今年も甲状腺・副甲状腺疾患の専門医療を充実させるために精進してまいります。何卒宜しくお願い申し上げます。

平成28年元旦

平成27年 新年のご挨拶

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
“医療法人福甲会やましたクリニック”として再出発し、4年目をむかえました。たくさんの患者さんを御紹介いただき, 昨年1年間で891件の手術を受け持たせていただきました。すべての患者さんが無事に退院できたことのご報告を含めて、年頭に当たり改めて御礼申しあげます。昨年10月30-31日に第47回日本甲状腺外科学会、11月1日に福岡甲状腺・副甲状腺セミナ-2014を主催させていただきましたが、皆様方にご参加いただき、 誠にありがとうございました。
 昨年は手術室の拡張工事を行い、4台の手術ベッドが稼動できるようになりました。手術後に状態が落ち着かない際には手術室で状態観察ができることや副甲状腺機能亢進症の術中PTHの迅速測定(手術で病的な副甲状腺腫瘍を確実に摘出できたかの判断)の結果を待つことができるようになりました。また神経刺激装置も導入し、反回神経への癒着・浸潤が疑われる患者さんや再手術の患者さんなどで反回神経の同定、温存あるいは切除の判断が容易になりました。
 今年も甲状腺・副甲状腺疾患の専門医療を充実させるために精進してまいります。何卒宜しくお願い申し上げます。

平成27年元旦

平成26年 新年のご挨拶


 明けましておめでとうございます。平成24年1月に“甲状腺・副甲状腺を病む患者さんに適切な治療を継続して行う”理念のもとに、“医療法人福甲会やましたクリニック”として再出発しましたが、あっという間に3年目をむかえました。たくさんの先生方や当院で治療を受けている患者さんより新規の患者さんを御紹介いただき、昨年1年間で793件の手術を受け持たせていただきました。すべての患者さんが無事に退院できたことのご報告を含めて、年頭に当たり改めて御礼申しあげます。
 開院1年目は“クリニックとして再スタ-トとは言えよく突っ走った年で、2年目は画像診断を充実させるためにマルチスライスCTとガンマカメラを設置し、さらにバセドウ病や甲状腺癌術後の外来での放射性ヨ-ド治療の体制も整備することができたことより、“専門医療の体制をほぼ整備した年”と総括しています。 3年目は“更に専門医療の体制を充実させ、将来を見据えた教育・組織体制の確立の年”にしたいと考えています。今年は、適応症例を絞って短期入院手術を導入していくなど、クリニックの理念遂行するよう精進してまいります。 尚、10月に第47回日本甲状腺外科学会を開催予定ですが、少ない医局員で鋭意準備しています。本年も何卒宜しくお願い申し上げます.

平成26年元旦

平成25年 新年のご挨拶
 明けましておめでとうございます。昨年一月に“甲状腺・副甲状腺を病む患者さんへの適切な治療を継続して行う”理念のもとに、有床診療所“医療法人福甲会やましたクリニック”として再出発しました。たくさんの方々に協力をいただき無事に新年を迎えることができました。年頭に当たり改めて御礼申しあげます。この1年間で748件の手術を受け持たせていただきました(半数以上が甲状腺悪性腫瘍に対する手術でした)。手術数の多寡で医療の正確な質ははかれませんが、良好な手術成績や患者さんに満足していただいたことが手術症例数の増加にあらわれているのではないかと思っています。
 さて当院では、現在4名(外科3名と内科1名)の常勤医と非常勤の麻酔専門医で診療を行っていますが、専門医療の充実させるために、今年は甲状腺外科医と放射線科専門医を迎えることになっています。さらに、3月末までにはマルチスライスCTとガンマカメラを設置し、放射性ヨ-ド治療に対応できる体制を整備していく予定です。新設したばかりで、専門医療を完結させるための課題はまだまだありますが、着実に改善してクリニックの理念遂行するよう精進してまいります。本年も宜しくお願い申し上げます。

平成25年元旦

新クリニックの設立までの経緯と診療について
 当クリニックは来年1月より“医療法人福甲会やましたクリニック”として、再スタ-トしますので、設立までの経緯や診療についてお知らせいたします。
 外来患者さんや手術患者さんの増加により、現在の体制(原三信病院での手術)では対応できないので、病床を持たなければならないと考えるようになりました。昨年の4月に福岡県庁へ有床診療所開設の申請を着手し、最終的には今年の2月の医療審議会で承認をいただきました。福岡市は過剰病床地区で基本的には新たに病床を持つことは非常に困難ですが、当クリニックの診療実績を評価していただき、認可されたと考えています。余談ですが、承認までの約1年間は手術を含む診療実績や今後の計画などについてのたくさんの資料を提出する必要があり、精神的にも肉体的にも大変でした。
 “甲状腺・副甲状腺を病む患者さんへの適切な治療を継続して行う”ことを理念としていますので、現在の個人経営のやましたクリニックを法人化することと後継者の育成(甲状腺・副甲状腺疾患の治療に興味を持つ仲間)が必要になります。7月末に福岡県庁に法人化の申請し、11月に許可を得ることができました。新クリニックは“医療法人福甲会やましたクリニック”として開院することになります。次に一緒に診療する医師の件ですが、新クリニックの趣旨に賛同して仲間に加わる先生方に恵まれました。今年の5月より、内分泌内科の橘正剛医師(甲状腺専門医・代謝内分泌専門医)がやましたクリニックに入職しました。日本医科大学卒業後、大学病院や市中病院の勤務を経て、平成19年より別府の野口病院で内分泌疾患の診療で非常に恵まれた環境のなかで研鑽していましたが、縁あってこちらで一緒に仕事をすることになりました。甲状腺外科に関しても、現在原三信病院で甲状腺手術や周術期の管理で協力していただいている2名の外科医(佐藤伸也医師と横井忠郎医師)が新クリニック開院後にこちらに移動することが決まっています。2名の医師はすでに非常勤として、週1回やましたクリニックでの診療を行っています。内科1名・外科3名の総数4名の医師で甲状腺・副甲状腺専門の診療を開始することになりますが、福岡で甲状腺・副甲状腺疾患に特化した病床を有する専門施設は他にありません。尚、麻酔専門医、病理専門医と放射線専門医の非常勤医師の協力を得ています。今後も増えると予想される患者さんの診療をこれらの先生方とお互いに協力し合いながら医療の質を高めていきたいと考えています。
 以上、簡単に新クリニックについてお知らせいたします。甲状腺・副甲状腺治療で地域のためにお役に立ちたいと考えておりますので、今後もよろしくお願いいたします。

平成23年11月13日

5周年に向かって
 やましたクリニック開院後、4年と5カ月が経過しました。甲状腺・副甲状腺を病む患者さんにすこしでも貢献したいという思いで、スタッフとともに日々頑張ってきました。最近では、甲状腺を専門にされている先生だけではなく、近隣の開業院の先生方のご紹介も増えてきており、昨年(平成22年)は394名の患者さんの手術を受け持つことができました。半分以上が甲状腺悪性腫瘍の患者さんで、この症例数は国内のトップレベルです。手術数の多寡で医療の正確な質ははかれませんが、良好な手術成績や患者さんに満足していただいたことが手術症例数の増加にあらわれたのではないかと思っています。
外来患者さんや手術患者さんが増えてくるのは非常にうれしいことですが、それに対応できる診療体制をつくっていかなければなりません。そこでまず、私なりに考えている当クリニックの役割についてまとめてみました。

当クリニックの役割
1. 甲状腺・副甲状腺を担当する甲状腺外科専門医や甲状腺外科認定施設(認定番号: 第N14006号)は限られています(専門医および認定施設は日本内分泌外科学会のホームペ-ジに公表)。甲状腺外科専門医に関しては、福岡市内では私を含めて3名しか登録されていません。日本内分泌・甲状腺外科専門医の認定施設は福岡県内に3施設登録されており、甲状腺外科に関しては原三信病院(責任者は山下弘幸)の1施設です(他の2施設は泌尿器科領域の認定施設)。
2. 福岡県で登録されている甲状腺専門医認定施設は8施設で専門医は21名と少ないので(専門医および認定施設は甲状腺学会のホームペ-ジに公表)、成人だけでなく小児や妊婦さんまではばひろく、甲状腺の内科的治療もおこなっています。当院の日本甲状腺学会認定専門医施設認定証 (第2007004号)。
3. 手術症例は年々増加しており、甲状腺・副甲状腺では日本で4番目(九州内では2番目)の施設になっています。バセドウ病の手術(厚生省に手術数の届出が義務化されているので資料掲載されています)の全国4961医療機関の手術数一覧から福岡県内のデ-タを抽出しました。2008年に福岡県内で80名の患者さんがバセドウ病手術を受けられていますが、原三信病院(やましたクリニック)が48名(60%)を担当しており、甲状腺手術では福岡県の地域医療に重要な役割を担っています。尚、2012年の同様のデ-タでは、91例中のうち68例(75%)(原三信病院での手術を含む)を当クリニックが担当していた。
4. 大学病院(主として九大病院、福大病院、久留米大学病院)、総合病院、開業されている先生方からの紹介患者を受け持っています。平成22年1月より半年間の手術患者186名の紹介率は86%で、医院・クリニックからが37%と最も多く、民間病院、国公立病院と続き、大学病院からも19名(10%)の紹介を受けています。

 これらの役割を発展・継続していくには、現状のままでは困難になることが予想されます。甲状腺・副甲状腺の患者さんへ適切な治療を継続するには甲状腺内科医・外科医を育てることが必要と考えています。大学病院や総合病院外科では、一般的に甲状腺・副甲状腺疾患はマイナ-な分野として考えられており、乳腺・内分泌科と標榜し、乳腺疾患を主としているところが大半です。専門医師が一時的にいても診療が継続されているところは非常に少ない状況です。そういう状況のなかで、日本では甲状腺・副甲状腺疾患に特化した専門病院が重要な役割を担っています。
 上記のことを考慮し、甲状腺・副甲状腺を病む患者さんへ適切な治療を継続するために、新たな施設づくりを検討しています。平成21年より、甲状腺外科学会、内分泌外科学会の理事・監事を拝命いただき、公私ともに忙しくなりそうですが、甲状腺・副甲状腺に特化した医療でさらに貢献していきたいと考えています。

平成23年1月3日

一周年に際して
 開院より1年が経過しました。福岡県内外の医療機関やかかりつけの患者さんからのご紹介で、新患患者さん1,420名の診察と400名の手術を担当することができました(甲状腺癌214例、甲状腺良性腫瘍84例、バセドウ病54例, 副甲状腺機能亢進症52例、その他5例, 合併病変のため総数とは異なります)。
手術を受けられたすべての患者さんが無事に退院できました。開院時には私を含めて5名のスタッフでしたが、現在は8名で外来業務を行なっています。目標とした手作りの治療(特に外科)を行なうことができました。具体的には、自分自身で超音波、細胞診、画像の読影を行い、手術および前後の説明、毎日の回診, 退院時の病理結果・その他の説明, 退院後外来での経過観察を一貫して行なったことです. 今後は手術後の成績などもホームページに公表し情報を提供していく予定です。
 最後に、先月末にクリニックの拡張工事が終了し、骨密度測定器(全身骨、腰椎、大腿骨、前腕骨の骨密度測定可能)を11月11日に設置します。甲状腺・副甲状腺の病気(特に副甲状腺機能亢進症とバセドウ病)は骨/カルシウム代謝に深く関係しますので、患者さんの骨の評価や治療に役立てたいと考えています。

平成19年10月15日

開院
 平成18年7月1日より、福岡市博多区で甲状腺・副甲状腺専門の“やましたクリニック”を開院いたしました。九州大学腫瘍外科(旧第一外科)を経て、平成7年より11年間別府の野口病院(平成11年より副院長として)で甲状腺・副甲状腺を患った患者さんの内科・外科治療(年間約400名の患者さんの手術を担当)を行なってきました。これまでの臨床経験を生かして、甲状腺・副甲状腺疾患の専門医療で貢献したいと考えています。

平成18年7月1日